NHKスペシャル 同時3点ドキュメント「移民漂流」

http://d.hatena.ne.jp/fenestrae/20060128#p1
高齢化による労働力の減少を食い止めるために移民を受け入れる国と、その国の人と、移民の人。受け入れる国に住む人は働く場所が少なくなるために反対するし、移民したい人は今の生活から脱出するために集まる。んで、最終的には何人なのかで区別されるし差別される。

日本の労働力の減少はドキュメンタリーで紹介しているドイツやイスラエルよりも大きいはずなのに、なぜか移民を受け入れるか否か?っていう話をあまり聞かない気がする。やっているのは少子化対策。でも、

http://d.hatena.ne.jp/fenestrae/20060128#p1

出生率のこうした上昇の主な理由は、asahi.com の記事が「フランスは90年代から育児家庭への公的給付や育児休暇制度を拡充。近年は育児中の休業補償の充実にも力を入れ、こうした対策が少子化を食い止めているとみられる」と端的に指摘するようなところにある。

育児休暇制度の拡充についてもう少し付け加えれば、育児休暇を利用した女性が、そのことでキャリア上の不利益をこうむらずにもとの職務、職位に戻れることが制度的に保証されていることも大きい。

遅すぎる。今から本格的に少子化対策をやって、効果が出てくるのはいったいいつになるんだろう。育児休暇をちゃんと取れるようなところは一部の大企業くらいしかなさそうだ(印象だけどね)。