海外旅行の技術
この文章は筆者がアメリカのピッツバーグに行ったときの経験のみをもとにして書いていることに注意。
航空券を手配する
旅行会社に航空券の手配を依頼する。旅行会社のどれがよいかは良くわかんない。俺は近くにあるお店で済ませてしまった。搭乗日の1ヶ月くらい前までに予約すれば割引があったりするので、できるだけ早く予約するべき。それから、航空券には種類が三つあって、値段が低ければ低いほど乗る便を変更できなくなるなどの制限がかかる。さらにクラスとしてファースト・ビジネス・エコノミーがある。3*3で六種類。まぁファースト・ビジネスを使うことはまずないと思うけど。
航空券の種類やクラスについて網羅されている。
ホテルを予約する
で探した。住所を入れるとそこから近い順にソートして表示してくれる。クレジットカードがあれば簡単に予約できる(クレジットカードがない場合を経験したことないけど)。
スーツケース
荷物を盗難から守るため、荷物をキャスターで軽々と運ぶためにスーツケースが必要になる。スーツケースには金属を使ったハードキャリーと繊維を使ったソフトキャリーの2種類がある。海外旅行といえばハードキャリー、というイメージが日本人にはあるらしいけど、色々見て回った結果、自分にはソフトキャリーの方が良さそう。特徴を以下に挙げる。
- ハードキャリー
- 頑丈で相当な回数の旅行に耐える
- 東南の危険がソフトキャリーに比べて小さい。ただし、盗まれるときは盗まれる。
- 重い
- 値段が高い
- 機内へ持ち込むことは出来ない
- ソフトキャリー
- ある程度使ったら壊れる可能性が高い
- 東南の危険がハードキャリーに比べて大きい。
- 軽い
- 値段が安い
- サイズが小さければ機内への持込が可能
- 外国人はソフトキャリーが多いらしい(実際そうだった)
ジャスコで売っていた3980円のソフトキャリーを購入。BON VOYAGE、内寸51x36x20=107cm、外寸60x37x27=124cm、重量3.7kg、ポリエステル、中国産。4泊サイズで機内へ持ち込めるサイズではない。2・3泊であれば機内に持ち込めるサイズのほうが良いかも。機内に持ち込めなければいったん自分の手元から離して運んでもらうことになる。ので、手元から離れた荷物を受け取るときに時間がかかったり、あるはずの荷物が無いなどトラブルが起きる可能性がある。
ブックガイド・参考サイト
現地の情報を入手する。インターネットで調べるのもありだけど、本を一冊買って持っていくほうがいいかも。本であればパソコンなくても簡単に見られるし。以下は俺が参考にした本とサイト。外務省が発行している「海外安全 虎の巻」は一度読んでおいてもいいかも。
必要な知識が一通り書いてあるありがたいサイト。
海外旅行全般についての準備や手順、アドバイス。インターネットで調べてもいいけどコンピュータが無いと見られないから、こういう本が一冊あったほうがいいと思う。
地図や交通機関などは当然行き先によって違っていて、そういうローカルな知識を得るために必要。
アメリカのピッツバーグに住むための知識が網羅されているサイト。
「ピッツバーグ滞在記」で現地の知識が得られる。
スライド英語版の作り方
これは一般の海外旅行とは関係ないけど、国際会議での発表が目的で、且つ英語が苦手な人(=俺)のために。
最初は日本語で作る。
最初から英語で作ろうとするとスライドの質が異様に低くなってしまう。日本語で書くと頭の中がだんだん整理されてくるけど、英語で書くと頭の仲がだんだん混乱してくる。まずは日本語で書いて、ある程度固まったらそれを英語に直したほうがいい。以下受け売り。技術的内容が聴衆に伝わるかどうかは語学力と関係ない。日本語のスライドとして良くできていれば、英語に翻訳しなくても図や式だけで内容は伝わる。スライド中に言うべきことを書く。アドリブはあきらめる。
時間がたっぷりあればしゃべりの原稿を書いて暗記する、という方法がある。だけど結局は決まった内容をしゃべるんだし時間はないし大変。スライドに書いてしまって、それを読むだけで良いのではないかと思う。それよりも、間違った発音をしていないかなど別の部分に時間をかけるべき(俺は3箇所ほど完全に間違えている箇所があった)。もちろん図の説明などはスライドにそのまま書けないのである程度練習しておく必要がある。
質疑応答は厳しい。質問に答えることは単語の羅列とジェスチャーでなんとかなるかもしれないけど、質問が聞き取れないことには答えられない。絶望的状況。大抵の質問者は長いことしゃべるし。最初はなんとなくわかっていてもだんだんわからなくなってきて、質問者がしゃべり終えたころには頭が真っ白になってしまう。俺は幸い一緒に研究をしている方のフォローで事なきを得たけど、これはどうしようもない。無理。
飛行機に乗る
飛行機が出発する2時間前には着くように予定を立てるべき。初めての海外旅行なんだから特に。どこでどういう手続きを踏めばよいのかを理解はしていても、実際にその手続きをする場所がどこだかわからなかったり、手続きに時間がかかったりする。交通機関が遅れる可能性もある。格安航空券で乗り遅れてしまったらどうしようもなく、数万がパーに。航空会社が成田の第一ターミナルなのか第二ターミナルなのかを確認しておくこと。
空港に着いたら、まず自分が持っている航空券の会社のカウンターにいってチェックインをする。チェックインすることで飛行機の席が決定され、搭乗券をもらえる。チェックインは旅行会社によって出航時間から数十分前までなどの制限があるらしいので、1時間前くらいには済ませてしまうとよさそう。航空機預かりの荷物があればこのとき預けて、引き換えにクレームタグ(荷物引換証)をもらう(チケットを入れていた袋に貼り付けてくれたりもする)。飛行機に乗り込むためのゲートがどこなのかも電光掲示板で確認しておく。
時間があれば通貨を両替しておく。空港よりも銀行の方が、海外よりも日本の方がレートがいいらしい。
お次はセキュリティゲート。X線と金属探知機による持ち物検査で、上着と靴は脱ぎ、コンピュータがある場合はかばんから出す。最後は出国審査。日本、アメリカでは審査という程のものではなく、ほぼ素通り。んで飛行機に乗り込む。
機内
航空会社によってはここからアナウンスが英語メインになる。便番号が881だとするとエイトハンドレッドエイティーワンではなくエイトエイティーワンというみたい。ぼそぼそ言うしあんまり聞き取れない。
10時間以上のフライトなら、機内で適度に動いたり水分を取ったり足をマッサージすること。懐かしい響きだけどエコノミー症候群になる可能性がある。
目的地がアメリカの場合、機内で書類を2枚書く必要がある。白いのが税関申告書で緑のが入国カード。頼めば日本語バージョンを持ってきてくれるらしい。
飛行機を乗り継いでいく、且つ航空機に預ける荷物があるときは、その荷物のクレームタグが乗り継ぎの空港までになっているか目的地まで運ぶようになっているかを確認する。乗り継ぎの空港までならば、そこで荷物を受け取って再び預ける必要がある(その場で交渉すれば目的地までに変えてくれる?よくわからん)
虫歯を治療したばかりの場合はかなり痛くなる場合があるので、痛み止めを用意しておくこと。(飛行機の高度が上がると歯の中の空気が膨張して痛くなる?)
入国
入国審査→荷物の受け取り→税関→終了。入国カードをちゃんと書いておけばアメリカでも割とすんなり通れるはず。俺はちゃんと書いていなかったので警備のお姉さんにこれを書けと言われた。緑と白の2枚の紙を書く。指紋を取られたりする。
移動手段
バス、シャトルバス、タクシー。安い順。バスシャトルバスは主要なホテルに止まるもので若干高い。現地の交通機関についてあらかじめ調べておかないと、どうすればいいか途方にくれる。現地のバスの路線図を入手できるとぐっと行動しやすくなる。
帰国
行きで経験しているし、海外からの出国も日本への入国もフツーにできるはず。
その他 in アメリカ
レストランやタクシーでは10%以上、他でも1ドルくらいチップが必要。
レストランはレジで支払うのではなく、伝票にお金をはさんでそのまま出る。
貴重品は部屋に置いていかず、フロントに預けるか自分で持っている。
現金をたくさん持ち歩くのは危険だけど、だからといってほとんど持ち歩かないのも問題。もし足りなかったとき大きなトラブルになる。